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ネタバレ:トイストーリー3の感想と考察、ウッディのメモ、トトロ、アンディのママ問題など

『トイ・ストーリー3』を見た感想と考察です。ウッディが書いたポストイットのメモやトトロ登場の秘密などについて触れています。

ネタバレ:トイストーリー3の感想と考察、ウッディのメモ、トトロ、アンディのママ問題など

 

こんにちは、よしぞうです。

ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー3』のネタバレ感想です。

『トイ・ストーリー3』は、大学へ進むアンディと、彼のオモチャであるウッディ達の物語です。

この記事では、ウッディのメモやトトロ登場の秘密、作品のテーマである親と子供の自立、映画を見た感想、凄いと思った場面、元ネタになった脱獄映画などについて書いています。

ネタバレがあるのでご注意を!!

『トイ・ストーリー3』は子供だけではなく親が見ても泣ける映画です。

『トイ・ストーリー3』はAmazon Prime Videoで配信中です(記事執筆時)。
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トイ・ストーリー3

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目次:トイストーリー3の感想と考察、ネタバレあり

ウッディはメモに何を書いたのか

ゴミ焼却場から戻ってきたウッディは、ポストイットに何かを書いてバズ達が入った屋根裏行きのダンボールに貼り付けます。

このメモには下記の言葉が書かれています。

1225 Sycamore

これは、ボニーの家の住所です。

アンディはこの住所のメモを見てボニーにオモチャを譲ることを決心します。

メモを見たアンディは、お母さんがメモを書いたと思ったのでしょう。そして「あげる方が良いかなあ?」と言い、ボニーに譲る決心をしました。

ボニーのお母さんはアンディの母親と友達なので、アンディもボニー家の事を知っていました。

なぜウッディはボニーの家の住所を知っていたのか

なぜ、ウッディがボニーの家の住所を知っていたのかというと、ボニーの家を抜け出す際にパソコンでアンディの家までの道順を検索したからです。

あの時、地図に表示されたボニーの家の住所を覚えていたのでしょう。

ウッディは、バズ達が屋根裏で過ごすよりもボニーと遊んで暮らした方が幸せだと考え、ダンボールにメモを貼り付けたのだと思います。

ちなみに、アンディの家の住所は「234 Elm」です。

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『となりのトトロ』のぬいぐるみが出てきた理由

ボニーが持っているオモチャの中に『となりのトトロ』のぬいぐるみがいて驚いた人も多いでしょう。

なぜ、トトロが出てきたのかと言うと、『トイ・ストーリー』シリーズの製作・監督を務めていたジョン・ラセターは、宮崎駿監督を尊敬しており、二人は親友と言って良いほどの間柄です。

『トイ・ストーリー3』を作る際に、ピクサー側が「宮崎監督へのオマージュとしてトトロを出演させたい」とスタジオジブリにお願いしたところ、快諾してもらったそうです。

ジョン・ラセターが最も影響を受けたのが宮崎駿監督

ジョン・ラセターは宮崎駿監督をとても尊敬しており、自分の両親に宮崎駿監督を会わせた際には「僕の仕事に最も影響を与えた人」といって紹介しています。

そんな宮崎駿監督のために、ラセターは映画『千と千尋の神隠し』の全米配給に尽力し、その結果、同作は見事、アカデミー賞の長編アニメ賞を受賞しました。

ジョン・ラセターと宮崎駿監督の出会い

ジョン・ラセターが宮崎駿作品を知ったのは、ディズニーで働いていた1981年です。

宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』を見てとても感動したそうです。

とくに冒頭のカーチェイスが素晴らしいと評価しています。

参考:eiga.com
宮崎駿監督との27年にわたる友情秘話、ジョン・ラセターが感謝こめて明かす

ジョン・ラセターが『カリオストロの城』を見たきっかけは、「リトル・ニモ」という作品のアニメ企画が立ち上がった時です。

「リトル・ニモ」は日米合同作品で、宮崎駿氏と高畑勲氏もこの作品に参加することになりアメリカに渡りました。

その際、自分たちのアニメの実力を見てもらうためにサンプルとして『カリオストロの城』を見せたそうです。

ラセターは宮崎駿監督の実力に魅了されましたが、残念ながら「リトル・ニモ」の企画はその後紆余曲折があり、宮崎・高畑両氏は抜けてしまいました。

最終的に出来上がった作品『NEMO/ニモ』に両氏は参加していません。

『ルパン三世 カリオストロの城』は誰もが楽しめる名作ですので、是非観ることをお薦めします。

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ルパン三世 カリオストロの城

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アンディのママはジェシーの元持ち主エミリーなのか

『トイ・ストーリー2』でジェシーの持ち主として出てきた女の子エミリー。

そのエミリーが大人になった姿がアンディのママではないか? という噂が上がっています。

その理由は、エミリーの部屋にあったカウボーイ(カウガール?)ハットと同じデザインの帽子を、『トイ・ストーリー3』で子供の頃のアンディが被っているというシーンがあるからです。

ですが、『トイ・ストーリー』の原案を担当したピート・ドクター氏は下記のように語っています。

「監督だったジョン・ラセターと何時間もかけてバックストーリーを話し合ったよ。そのうわさは、僕らが考えた(ジェシーの)背景とは少し違っているね」 シネマトゥデイより引用

どのあたりが違うのかは詳しく語っていないのですが、この言葉からするとどうやらアンディのママはエミリーではないようですね。

それに、もしエミリーだったらジェシーが気づいているはずです。

持ち主に捨てられた事が深く心の傷として残っている訳ですから、もしアンディのママがエミリーなら一目見て気がついているでしょう。

ジェシーの過去については『トイ・ストーリー2』で詳しく語られています。

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トイ・ストーリー2

『トイ・ストーリー2』でジェシーが過去を回想するシーンは『トイ・ストーリー』シリーズの中でも屈指の名シーンです。サラ・マクラクランの歌も素晴らしく、思わず涙が流れてしまいます。

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ゴミ収集の運転手はシド・フィリップスなのか

アンディの家の周りでゴミを収集しているトラックの運転手が、『トイ・ストーリー』1作目に出てきた悪ガキ、シド・フィリップスが成長した姿ではないかという噂が上がっています。

確かに、この作業員は1作目のシドと同じガイコツのTシャツを着ています。

声優も1作目でシドの声を担当したエリック・フォン・デットン氏がキャスティングされています。

なので、このゴミ収集作業員はシドと思ってほぼ間違いないでしょう。

シド・フィリップスの極悪ぶりは1作目『トイ・ストーリー』で見ることが出来ます。

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トイ・ストーリー

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ケンがゲイという設定

バービーに一目惚れするケンですが、映画評論家の町山智浩さんによると、ケンはゲイという設定らしいです。

確かに言われてみれば、エンドロールでケンからの手紙を読むシーンがありますが、手紙は女の子のようなキラキラ文字で書かれているので、バズはバービーからの手紙だと勘違いしてしまいます。

また、ファッションにもこだわりがあったりするのも、ゲイである設定に関係があるのかもしれません。

バービーがケンのフリをしてブックワームのところに取扱説明書を取りに行った際も、ハイヒールを見たブックワームはあきれ顔をします。ケンが本当はゲイだと知っていたからなのかもしれません。

こういったゲイに関する表現については、ステレオタイプな表現だと批判している人もいるようです。

制作年は2010年なので当時はまだこういったジョークも黙認されていたのでしょう。今の時代感覚からするとちょっとズレた設定ですね。

ちなみに、ケンの声は、あのマイケル・キートンが担当しています。

かなり意外で驚きました。

単なるバービーの恋人というだけなら、イケメン俳優がキャスティングされたのかもしれませんが、悪者側に加担するキャラクターなので、マイケル・キートンのような役者が選ばれたのかもしれません。

ケンって目つきが悪いから裏がある感じがしますよね。

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『暴力脱獄』など監督が参考にした脱獄映画3本

『トイ・ストーリー3』は、サニーサイド保育園から逃げ出すことが1つの目的になっています。

監督のリー・アンクリッチは、『トイ・ストーリー3』を作る際に、多くの脱走映画を見て参考にしたそうです。

ありとあらゆる刑務所映画を見たよ。古典の『暴力脱獄』はもちろん、外国映画まで見て、脱獄映画のエッセンスを掴もうとしてね 『映画.com』より引用
We watched The Shawshank Redemption, The Great Escape and Cool Hand Luke. Cool Hand Luke actually ended up being a big influence on the film, there are some very overt references to that movie. 『DigitalSpy』(英語サイト)より引用

保育園は、監視カメラがあったり勝手に外に出られないなど、刑務所との共通点が多いそうで(笑)、脱獄映画を参考にしたとのことです。

上述した『DigitalSpy』のインタビューにあるように『暴力脱獄(原題:Cool Hand Luke)』の他にも、『大脱走(原題:The Great Escape)』(1963年)、『ショーシャンクの空に(原題:Shawshank Redemption)』なども参考にしたようです。

暴力脱獄

ポール・ニューマン主演の映画『暴力脱獄』。警察の収容所から何度も脱獄を繰り返す男の物語です。

上の英語のコメントにあるように、特に『暴力脱獄』からは大きな影響があるようです。

ロッツォ・ハグベアが杖をついているのは『暴力脱獄』に出てくるライフルを持った看守のパロディですね。

『暴力脱獄』の看守は一言も喋らないので、饒舌なロッツォの性格とはまったく違いますが、杖をついているところがオマージュになっています。

また、初期化されたバズがみんなを監禁して、「〜したものは箱で夜を過ごす」と繰り返し警告するシーンは、ほぼ同じシーンが『暴力脱獄』に出てきます。

英語の台詞「spend a night in the box」は『暴力脱獄』と同じ台詞を使っていますね(日本語字幕は違っていました)。

最後に、ジェシーがバズの言葉を遮って「箱で夜を過ごす」と言うシーンも『暴力脱獄』のポール・ニューマンと同じです。

また、新入りが辛い仕打ちを受けるのも、『暴力脱獄』をはじめとする監獄ものの典型例ですね。

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暴力脱獄

ショーシャンクの空に

スティーブン・キング原作の人気映画『ショーシャンクの空に』。

『ショーシャンクの空に』ではハーモニカが出てきますが、『トイ・ストーリー3』では、みんながカゴに監禁された際、ハムが哀愁漂う曲をハーモニカで演奏するシーンがありました。

『ショーシャンクの空に』でのモーガン・フリーマンはハーモニカを吹かなかったと記憶していますが。。。

モーガン・フリーマン演じるレッドにとって、ハーモニカは自由だったころを思い出すアイテムです。

なので、『トイ・ストーリー3』では自由になりたい気持ちを表現するためにハムがハーモニカを吹いているのではないでしょうか?

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ショーシャンクの空に

大脱走

『大脱走』はスティーブ・マックィーン主演の名作映画です。

『大脱走』を見たのはずいぶん前なので、残念ながら本編のどこにパロディがあるのか指摘できません。。

ただ、『トイ・ストーリー3』のポスターには、思いっきり「THE GREAT ESCAPE」と『大脱走』の原題が書かれています。

トイ・ストーリー3 ポスター Yahooショッピングより引用

ちなみにこの図柄のポスターには「THE GREAT ESCAPE」と書かれていないバージョンもあるようです。何でだろう。

時間を見つけて改めて『大脱走』も観てみたいと思います。

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大脱走

冒頭の列車強盗シーンについて

『トイ・ストーリー3』の冒頭では、保安官であるウッディ達が列車強盗のポテトヘッド達を捕まえようとするアンディの空想が描かれています。

映画では描かれていませんが、強盗ですから監獄に入ることが想像できます。つまり後のストーリー展開を暗示する内容になっています。

結局本編では捕まえる側のジェシー達も監獄に入ってしまうというブラックジョークになっているのも笑えますね。

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スター・ウォーズのパロディもある

ビッグ・ベビーがロッツォをゴミ箱に投げるシーンは 『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』のパロディだと思われます。

注意: 『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』のネタバレがあります。

人の心を取り戻し、自分のボスを裏切って体を持ち上げ、穴に落とす、という一連の流れは、ダース・ベイダーがパルパティーンに行った行動と同じですね。

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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

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『トイ・ストーリー3』を見た感想、親と子供の自立がテーマ

ここからは、『トイ・ストーリー3』を観たよしぞうの感想です。

『トイ・ストーリー4』のレビューでも書きましたが、『トイ・ストーリー』シリーズは親と子供の関係が軸になっています。

アンディが子供で、オモチャ達が親という設定です。

『トイ・ストーリー3』は、親が子離れをする物語、そして、子供が親から独立する物語です。

『トイ・ストーリー3』は1つのストーリーにもかかわらず、下記の3つの視点で楽しめる作りになっているのが凄いなと思いました。

  • 親の視点(子離れをする寂しさ)
  • 子供の視点 (子供時代との決別、自立)
  • オタクの視点(コレクションしたオモチャの処分問題)

各視点について解説します。

親の視点(子離れをする寂しさ)

オモチャ達が親という設定ですが、今回はアンディのママの登場シーンも多く、子供を送り出す親の気持ちが強く出ています。

ですので、お父さんお母さんなら、過去の『トイ・ストーリー』作品よりもより心にジーンとくる映画になるでしょう。

『トイ・ストーリー3』は子供が楽しむ以上に親が感動して泣いてしまう映画かもしれません。

ママはアンディからの子離れを迫られます。いずれ来ると分かっていたけどついに来てしまった日。

ママがアンディを抱きしめるシーンなんて、子供がいる人にとっては涙なくしては観られないシーンでしょう。

子供の視点 (子供時代との決別、自立)

『トイ・ストーリー3』は子供の視点からも描かれています。

アンディは大学に進学する準備をしますが、思い出の整理に直面します。誰もが一度は経験する道です。

特に自分が小さかった頃の物は沢山の思い出が詰まっていて選別するのがとても難しく感じます。

アンディもオモチャ達を捨てずに屋根裏部屋に保管しようとしますし、ウッディだけは一緒に持っていこうとします。

しかし、最後にアンディはためらいながらもボニーにウッディを差し出します。

アンディはお父さん代わりのウッディからの自立をします。

『トイ・ストーリー3』は、親と子供の自立の物語ですので、ウッディを手放すエンディングは必然だったのです。

ママもアンディも、そしてウッディ達もみな、それぞれ自分の人生を進んでいくことになります。

オタクの視点(コレクションしたオモチャの処分問題)

よしぞうのようなオモチャコレクターにとっては、持っているオモチャの処分について色々と考えさせられます。

どれも思い入れのあるオモチャなので、なかなか処分できない、でもいつかは手放す必要がある。。。

買取業者に買い叩かれるのも嫌だし、知り合いの小さい子供に与えるには高価すぎるし(笑)。

『トイ・ストーリー』シリーズを見るといつも悩みます。

しかも気持ち的に一番キツいのは、オモチャ達が自分の見ていないところで活動して生きているという『トイ・ストーリー』の設定です。

こんなの見せられたらゴミに出せなくなるし、なかなか捨てられなくなってしまいます。もう、どうしたらいいんでしょうね(笑)。困った映画だよ!

それにしても、バズのリセットボタンは「コレクターあるある」で笑いました。あの小さな穴(笑)。

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良かった場面、イマイチな場面

良かった場面

素晴らしいシーンの連続ですが、特に印象に残ったシーンを紹介します。

保育園のトイレ

とても印象に残ったシーンは、ウッディが保育園にあるトイレの窓から脱走しようとするシーンです。

鏡に映ったウッディに清掃係が気がついたのかと思ったら、曇りを雑巾で拭くというフェイント!

その際、視聴者からはウッディが雑巾で隠れます。清掃係が雑巾を下ろすと、すでに鏡に映ったウッディは姿を消している。

このシーンは凄いなと思いました。ドキドキするし、おお!っと感動してしまうシーンです。

このシーンでは、ウッディが便座に乗る際にトイレットペーパーを使って便座に直接触れないようにしているのが面白いですね。

公衆便所でやりますね、これ(笑)。

焼却炉に落ちていくオモチャ達

焼却炉に落ちていくクライマックスのシーンにビックリしました。

みんなが死を覚悟して手を繋ぐんですよ。。。。マジか。。。これにはビックリしました。

今までの『トイ・ストーリー』シリーズなら、というか子供も対象にしているディズニー映画なら最後まで諦めずに頑張るのが普通だと思います。

ですが、みな無言で目で会話しながら手を繋いで死を覚悟する。

えもいわれぬ恐怖を感じる凄いシーンだなと思いました。

ひょっとしたら、スタッフは『トイ・ストーリー3』をシリーズ最終作にするつもりで作っていたのかもしれません。

映画のラストではアンディともお別れだし終わり方としては綺麗に終われます。

だから、ここでは擬似的に死を覚悟させてシリーズの終わりをイメージさせたのかもしれません。。。でも怖すぎです。

ホラー感

ビッグ・ベビーという巨大な赤ちゃんの人形が出てきましたが、彼のホラー映画っぷりが凄いですね。

片目が壊れているし、夜中のブランコでジッと月を眺めているし。。。怖すぎ。

ビッグ・ベビーの片目が壊れているのは『トイ・ストーリー』1作目に出てきたベビーフェイスへのオマージュでしょうね。

ベビーフェイスが出てきたときも怖かったなあ。。。

トイ・ストーリー ベビーフェイス Amazonより引用

本作品に時々入れてくるホラー感の表現が秀逸ですよね。単なる子供向け映画ではなく、大人が観てもクオリティの高さを実感できるのがピクサー映画の良いところですね。

ピエロ人形のチャックルズが登場するシーンもホラー感があって笑えます。あのシーンは大笑いしました。

イマイチな場面

『トイ・ストーリー3』はとてもクオリティの高い映画ですが、あえて言うなら下記の点がイマイチかなと思いました。

ロッツォの設定

ロッツォの背景や立ち位置が微妙に感じました。

ロッツォは悲しい過去のせいで性格が悪くなったのが分かりましたが、『トイ・ストーリー2』のジェシーの過去ほど感動できなかったし、共感も出来ませんでした。

おそらく、ロッツォがジェシーのように自分の心にトラウマを抱えるのではなく、他人へ憎しみをぶつけているからだと思います。

ウッディに命を助けて貰いながらも平気で裏切る悪い奴なのに、あんな悲しい過去を描くのはなんか微妙だな〜と。。。もっと悪い奴に徹底した設定にして欲しかった。

ロッツォが最後にトラックに貼り付けられて行く展開も中途半端に感じます。

あの過去があるから、最後は救いを描かないとならなくなるし、でも悪い奴だから罰も受けないとならない。

その中途半端さが、ロッツォのエンディングにモヤモヤするのだと思います。

スペイン語バージョンのバズ

スペイン語バージョンのバズが出てきます。

子供向けに笑わせるシーンを入れたいと思ったんでしょうが、なんだか必然性が感じられませんでした。

情熱的になってジェシーとの仲が深くなるという進展はありましたが、ストーリーの展開にはあまり関係ないかなと思いました。

ひょっとしたら、ヒスパニック系の観客へのサービスなのかもしれませんが、ただ、今の時代からすると、これもステレオタイプの表現に感じてしまいます。

エイリアンがクレーンで助ける

ウッディ達がクライマックスでゴミ焼却炉に落ちそうになるところを、エイリアンがクレーンで助けます。

助ける役がエイリアンなのがちょっと拍子抜けしました。どうせなら、ウッディ達が機転を利かせてピンチを脱出するという展開の方が見ている方も満足します。

前述したように死を覚悟した凄いシーンだからこそ、この後は自分たちで助かるヒントを見つけて諦めずに行動して欲しかった。

しかも、エイリアンって普段は意思疎通があまりうまく出来ない感じのイメージがあるから、あんな大きなクレーンを操作して助けるっていうのがシックリきませんでした。

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『トイ・ストーリー3』声優一覧(英語・日本語吹替)

最後に、『トイ・ストーリー3』のキャラクターに声をあてている俳優・声優の一覧を紹介します。

英語のオリジナル版と日本語吹き替え版です。

アンディのおもちゃ

  • ウッディ:トム・ハンクス(唐沢寿明)
  • バズ・ライトイヤー:ティム・アレン(所ジョージ)
  • ジェシー:ジョーン・キューザック(日下由美)
  • ミスター・ポテトヘッド:ドン・リックルズ(辻萬長)
  • ミセス・ポテトヘッド:エステル・ハリス(松金よね子)
  • ハム:ジョン・ラッツェンバーガー(大塚周夫)
  • スリンキー・ドッグ:ブレイク・クラーク(永井一郎)
  • レックス:ウォーレス・ショーン(三ツ矢雄二)
  • バービー:ジョディ・ベンソン(高橋理恵子)
  • エイリアン(リトル・グリーン・メン):ジェフ・ピジョン(多田野曜平)
  • グリーン・アーミーメン:R・リー・アーメイ(軍曹: 谷口節、部下: 根本泰彦、綿鍋想)

人間の登場人物

  • アンディ・デイビス:ジョン・モリス(小野賢章)
  • アンディのママ:ローリー・メトカーフ(小宮和枝)
  • モリー・デイビス:ベアトリス・ミラー(きゃさりん)
  • ボニー・アンダーソン :エミリー・ハーン(諸星すみれ)
  • ボニーのママ:ロリ・アラン(堀越真己)

サニーサイド保育園のおもちゃ

  • ロッツォ・ハグベア:ネッド・ビーティ(勝部演之)
  • チャンク:ジャック・エンジェル(石井隆夫)
  • ケン:マイケル・キートン(東地宏樹)
  • ブックワーム:リチャード・カインド(多田野曜平)
  • チャターフォン:テディ・ニュートン(山路和弘)
  • ビッグ・ベビー:ウッディ・スミス(末原一乃)
  • ストレッチ:ウーピー・ゴールドバーグ(片岡富枝)
  • スパークス:ジャン・ラブソン(桜井敏治)
  • トゥイッチ:ジョン・サイガン(我孫子令)

ボニーのおもちゃ

  • ドーリー:ボニー・ハント(田中敦子)
  • トリクシー:クリスティン・スカール(許綾香)
  • バターカップ:ジェフ・ガーリン(ふくまつ進紗)
  • チャックルズ:バド・ラッキー(小林尚臣)
  • ミスター・プリックルパンツ:ティモシー・ダルトン(落合弘治)
  • お豆3兄妹:アンナ・クローバー、チャーリー・ブライト、ブリアンナ・メイワンド(大谷咲葵、松本航輝、古口貴子)

その他

  • 清掃員トニー:ボブ・ピーターソン(多田野曜平)
  • ゴミ収集車のカエル:ジャック・ウィルス(多田野曜平)
  • シド・フィリップス:エリック・ヴォン・デットン(吹き替え不明)

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まとめ

以上、『トイ・ストーリー3』の謎の考察や見た感想でした。

個人的には『トイ・ストーリー』シリーズ4作品の中では、3番目くらいの好きさです。

『トイ・ストーリー2』や『トイ・ストーリー4』に比べると今ひとつな感じがしますが、ピクサーなので最高に楽しい映画なのは間違いありません。

お子さんのいる方は、ぜひご一緒にご覧ください。

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公式サイト
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