腰痛予防や姿勢を矯正するための椅子「アーユルチェア」。その正しい座り方のセミナーを受けました。講師は腰痛改善のプロで元Jリーガーの伊藤和磨氏。
セミナーを受けた後に、実際に「アーユルチェア」に座ってみたので、その口コミ感想もお届けします。
「腰が喜ぶ椅子」と言われる「アーユルチェア」、正しく座らないとそのメリットを受けることが出来ません。
東京腰痛クラブの皆さんこんにちは、よしぞう(@otonahack)です。
先日の記事で腰痛予防の椅子4製品を比較しました。
その中で、一番良かったのが「アーユルチェア」。今回はそのアーユルチェア主催のセミナーで、正しい座り方について学んできましたので、その模様をお届けします。
「アーユルチェア」についての詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト
アーユル チェアー
腰痛予防椅子「アーユルチェア」の正しい座り方と座ってみた口コミ感想 目次
- 結論:アーユルチェアを選ぶ理由と感想
- 座面が割れているのが大きな特徴:「アーユルチェア」の特徴や各箇所を解説
- 開脚と腰を立てることが重要:伊藤和磨氏による正しい座り方のセミナー
- 「アーユルチェア」の正しい座り方
- 実際に「アーユルチェア」に座ってみた感想
- まとめ:日本人の体に合わせて開発されたアーユルチェアはお薦め
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結論:アーユルチェアを選ぶ理由と感想
「アーユルチェア」を購入するメリットは以下のとおりです。
アーユルチェアを選ぶ理由
- 日本人のために開発した椅子である
- 足を開いて座るので骨盤が立ち坐骨で座れる。
- 座面が小さくまたいで座るので姿勢が良くなる
- 姿勢が良くなるので腰痛の人でも座れる
- 鉄板が入っているので歪まない。
実際に座ってみるとわかりますが、坐骨2点で座ると本当に姿勢が良くなります。これはビックリ。
脚を開いてまたがって座るのも開放的で乗馬のような感覚になり気持ちが良いです。
日本人の体にあった椅子なので全ての日本人にお薦めできる椅子です。腰痛持ちのよしぞうでも快適に座ることができました。
鉄板が入っているので作りがしっかりしており、他の腰痛予防椅子のように形が崩れたりしません。その点もお薦めできます。
「アーユルチェア」は結構高額なので、リーズナブルな「アーユル メディカルシート」もお薦めです。機能は同じなのでこちらでも問題ないでしょう。
座面が割れているのが大きな特徴:「アーユルチェア」の特徴や各箇所を解説
こちらが「アーユルチェア」です。足がキャスタータイプのもの。キャスター以外にも様々なタイプがあります。
「アーユルチェア」の一番の特徴は座面が2つに分かれていること。お尻は2つのピースでできているので座面もお尻と同様に割れているそうです。ワンピースで考えると姿勢が悪くなるとのこと。なるほど。
また、座面が小さいのも特徴です。座面が大きい椅子は太ももの裏が圧迫されて坐骨神経痛になりやすいそうなので気をつけたいですね。
自転車のサドルを考えてみると分かりやすいです。かなり小さい作りですよね。あれは脚が動きやすいように作られています。ゆえに脚が圧迫されないのです。
「アーユルチェア」の背もたれはとても小さくできています。なるべく寄りかからないようになっています。寄りかかると腰が傾いて姿勢が悪くなります。
背もたれの高さは調節ハンドルで変えることができます。
背もたれを一番低くした状態。
こちらは、背もたれを一番高くした状態。理想は背もたれがベルトの位置に来るようにするのがいいそうです。
座面の高さを調整するレバーも付いていますので、脚が長い人も短い人も調整が可能です。座った際に膝の高さがお尻よりも低い位置になるように調整します。
ちなみに、こちらは「アーユル メディカルシート」。「アーユルチェア」の座面部分のみの製品です。普段使っている椅子に乗せて使用します。機能は「アーユルチェア」と同じです。
開脚と腰を立てることが重要:伊藤和磨氏による正しい座り方のセミナー
セミナーでは、伊藤和磨氏による「正しい座り方」のレクチャーもありました。伊藤さんは元Jリーガー選手でしたが、御自身も腰を痛めて現役を引退し、その後はトレーナーとして体のケアをする仕事をしているそうです。恵比寿に「Maro's(マロッズ)」という腰痛改善のスタジオを開いています。
正しく座る際の重要な点は以下の通り
- 健康の第一は立腰。腰が立っていることが重要
- 座る際には開脚すること、開脚することで骨盤が立つ
- 舌を上あごに軽く押し当て顎を引く、舌を上あごに当てることで息が鼻を通り脳が活性化する
健康の第一は立腰。腰が立っていることが重要
腰痛の予防や改善には骨盤を立たせることが重要だそうです。骨盤が斜めになることで姿勢が崩れ、腰痛の原因になります。
正しく座るにはお尻の坐骨2点で椅子に座ることを意識するといいそうです。
骨盤が立った正しい姿勢をマスターすることで、姿勢を崩すこともできるようになります。
ずっと同じ姿勢だと疲れてしまうので、崩すことも大事だそうです。しかし「姿勢を崩す」のと「姿勢が崩れる」のでは大きく違います。正しい姿勢を知らないと姿勢が崩れてしまい、腰痛の原因になります。
まずは正しい姿勢の型を覚えるのが重要だそうです。
座る際には開脚すること、開脚することで骨盤が立つ
座る際には脚を開くことが重要です。脚を開くことで骨盤が立ちます。乗馬で鞍にまたがると姿勢が良くなるのと同じ要領だそうです。
「アーユルチェア」は座面にまたがるように座ります。割れた二つの座面が脚を開く手助けをしてくれます。
昔の武将の姿勢が良いのも、脚を開いて座っているからだそうですよ。なるほど。
舌を上あごに軽く押し当て顎を引く、舌を上あごに当てることで息が鼻を通り脳が活性化する
正しく座る際には、舌を上あご(口蓋)に軽く押し当てます。こうすることで瞼が上がり表情がキリッとして、集中力が増してくるそうです。
上あごに舌を当てると鼻で呼吸をするようになり脳が活性化するとのこと。
子供たちを見ていると「できる子」は舌が上あごに付いて目がキリッとしているのに対し、「ぼーっとしている子」は口が半開きになり目元もだらしないそうです。
確かに舌を上あごにつけているとそれだけで意識が変わるのが実感できます。
これはスポーツをしている時も同様だそうです。舌を上あごにつけていると首が安定して怪我が少なくなるようです。
顎と骨盤は連動しており、顎を引くことで骨盤が立つようになります。
この辺の話は公式サイトの伊藤先生へのインタビューに詳しいです。
「アーユルチェア」の正しい座り方
では、「アーユルチェア」の正しい座り方の解説です。伊藤先生が見本を見せてくれました。
1.お尻を差し込む
まず、座る際には背もたれの凹んだ部分に目一杯お尻を差し込みます。お尻を差し込む場所は下の画像の部分です。
正しく座ると下の画像のような状態です。そして背もたれがベルト周辺に当たるようにします。
2.脚を広げる、膝と爪先は同じ方向にする
そして脚を広げます。椅子にまたぐ感覚で座るといいようです。
ここで重要なことは内股にならないこと。膝のお皿と爪先が同じ方向を向くようにします。
3.舌を上あごに当て、顎を引き、胸を開く
最後に、前述の通り舌を上あごに当て、顎を引きます。そして胸を開くといいそうです。
「アーユルチェア」の公式サイトにも正しい座り方が出ていますので参考にしてみてください。
上記ページには公式動画もアップされていますので、参考になります。
正しい机の選び方は「先に椅子を買う」
正しい机の選び方についてもお話がありました。
机の高さは肩が上がらずにヒジが90度になる高さ。これに合わせて座面を調整します。
ただ、本来は、まず最初にいい椅子に座り、最適な状態を作り出し、それに合わせて机を買うのがいいそうです。
残念ながら多くの人が、最初に机を買い、それに合う椅子を後から選ぶという買い方をしています。これだとなかなか姿勢が良くならないそうですよ。
確かに自分も先に机を買っちゃってたな〜。
参考:悪い座り方
参考までに悪い座り方もご紹介します。
下の画像を見てわかるように、背もたれに寄り掛かると骨盤が寝てしまうのがわかると思います。これが良くないそうです。
こうすると背骨に負荷がかかり、腰痛やヘルニアになる原因になります。
寄りかからないようにするために椅子の先端に座るのもいいのですが、腰を支えるものがないので時間が経つと自然と背もたれに寄りかかってしまいます。
「アーユルチェア」のようにベルトのあたりで背もたれが腰を支えてくれると姿勢が崩れないで済みます。
実際に「アーユルチェア」に座ってみた感想
というわけで、実際に「アーユルチェア」に座ってみました。座ると自然と脚が開きますね。中心が山になっているので、むしろ脚を揃えるほうが難しい。座るだけで背筋が伸びます。これはいいな。
脚を開く目安はキャスターを参考にするといいそうです。キャスターが開いている角度が目安になるとのこと。へ〜。
パソコンの作業などをする際には、机を体の間に拳が1つはいるくらいのスペースがあるといいそうです。
こうして実際に座ってみると、他の椅子とは全然違うことを実感できますね。
他の椅子に比べて座面は硬いけど、苦になるほどの固さではありません。旧モデルからは20%も柔らかくなっているそうで、確かに程よい固さです。
普通の柔らかい椅子やクッションに慣れた人にとっては、最初は硬いと感じるかもしれませんが慣れればどうってことないです。
なによりも姿勢が自然と良くなるのがすごい。意識しなくても背筋が伸びます。
まとめ:日本人の体に合わせて開発されたアーユルチェアはお薦め
日本人は欧米人とは筋肉の発達の仕方が違うため、欧米から入ってきた椅子は、日本人の体には合わないそうです。
この「アーユルチェア」は、日本人の体に合うように開発されたのでとても座りやすいです。
実はこの記事を書いている間、ずっと「アーユル メディカルシート」に座って書いています。驚いたことに、ぜーんぜん疲れない。姿勢も崩れないので驚いた(笑)。こんなに違うもんなんだと改めてびっくり。
伊藤先生は実際に患者さんにも勧めているそうで、座った瞬間に良いと感じる人が多いそうです。姿勢を計測する装置で実際に「アーユルチェア」を使用した患者さんの姿勢を測ると、明らかに数値が良くなっていそうです。
公式サイトでは、無料お試しサービスもやっています。
体験すると良さがわかりますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
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公式サイト
アーユル チェアー
というわけで、まとめです
- 「アーユルチェア」は日本人の体にあった椅子
- 坐骨で座るので姿勢が良くなる
- 腰痛でも座れたよ
- しっかりした作りで歪まない
アーユル・チェアーお薦め関連記事
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