こんにちは、よしぞうです。
Excelのセルにハイパーリンクを設定できる「HYPERLINK関数」が便利です。
他のセルに入力されたURLを参照してハイパーリンクを作れるので、すでにURLを入力したセルがある人にお薦めです。
セルのコピー機能を使えば、一括で複数行のセルに設定できます。
通常のダイアログボックスを使った設定より手間がかかりません。
この記事では、「HYPERLINK関数」の使い方や、利便性について解説しています。
目次:
結論:短い計算式で簡単にハイパーリンクを作れるので便利
先日、セルに入力されている大量のURLにハイパーリンクを設定する必要が出てきました。
そんな時は「HYPERLINK関数」を使うと便利です。
下記のような計算式で、すぐにハイパーリンク付きのセルを作れます。
=HYPERLINK(セル番号)
セル番号の部分には、URLが入力されているセルを指定します。
「HYPERLINK関数」を使えば、URLが入力されているセルはそのままで、新たなセルにハイパーリンク付きのURLを作ることが出来ます。
下記の図は「E4」に計算式を入力して、「D4」に入力されたURLを参照した例です。計算式を入力した「E4」にはハイパーリンク付きのURLが自動で表示されます。
大量にハイパーリンクを作りたい場合も、計算式をコピーするだけなので簡単です。
通常のハイパーリンク設定のように、いちいちダイアログボックスにURLを入力しなくて済むので、作業が早く済みます。
それでは、具体的な方法を説明します。
HYPERLINK関数の使い方
「HYPERLINK関数」の使い方を説明します。
今回は、米国株の決算表を作った際に「HYPERLINK関数」を使ったので、それを例に説明します。
あらかじめハイパーリンク無しで入力されていたURLを使い、新たにその隣のセルにハイパーリンク付きのURLを作りました。
入力済みのURLを参照できる
すでにURLが入力されているセル(図では「D列」)の隣のセル(「E列」)にハイパーリンク付きのURLを作ります。
セル「E4」に「HYPERLINK関数」の計算式を入力
セル「E4」に下記の計算式を入力します。
=HYPERLINK(D4)
この計算式は「D4を参照して、そこに入力されているURLを使ってハイパーリンクを作れ!」という命令です。
「E4」の計算式は自動的にURLに変換されてハイパーリンク付きのURLになります。
セル「E4」をクリックすると、URL先へジャンプできます。
利便性を考えて隣のセルにハイパーリンク設定をした
今回はURLが入力されているセルはいじらずに、隣のセルにハイパーリンク設定をしました。
通常は、下記のようにダイアログボックスを表示して、URLが入力されているセルにハイパーリンク設定を行います。
この方法でセル「D4」にハイパーリンク設定をしてしまうと、「D4」に入力されているURLをテキストとしてコピーする際に不便です。
ハイパーリンク設定をしたセルはクリックするとリンク先にジャンプしてしまいますので、テキストを選択する手間がかかります。
ハイパーリンク無しのセルを残すことで、URLをコピーしたい場合にもストレスなく作業が出来ます。
コピーで複数セルに一括設定!URLが違うハイパーリンクも一度に作成可能
先程記入した計算式は他のセルにコピーして利用できます。
セル「E4」の右下にカーソルを持っていくと、カーソルの形が黒い太めの「+」になります。この状態で下にドラッグすると計算式が下のセル「E5」にコピーされます。
「E5」にコピーされた計算式は、参照するURLのセルも「D5」になります。
自動的に参照するセル番号が繰り上がっていきますので、とても便利です。
大量のURLも一括でハイパーリンク設定ができる
下記の図のように、大量のURLを変換したい場合にも、カーソルをドラッグしてコピーすれば、全部のURLを一括でハイパーリンク付きにできます。
ハイパーリンクのダイアログボックスにいちいちURLを入力しなくて済む
今回紹介した方法を使えば、各セルのダイアログボックスを呼び出してURLを入力する手間が省けます。
「HYPERLINK関数」を知っていれば作業効率がかなり違いますので、覚えておいて損はないでしょう。
まとめ
以上が「HYPERLINK関数」を使ったハイパーリンク設定の方法です。
計算式も簡単ですし、あっという間にハイパーリンクを設定できますのでとても便利です。
エクセルは、ちょっとしたことを知っているだけで作業時間を大幅に短縮できます。
よしぞうもまだまだ知らないことばかりですので、本でも買って勉強したいと思っています。
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