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ウェブ担当が知るべき10個のサイト改善ポイント:ペンシルのセミナーより

先日、ペンシルというウェブコンサルティング会社のセミナーに参加してきました。とても良かったので、重要なポイントをまとめました。ウェブ担当者になった方は必見の内容です。是非ご覧ください。

ウェブ担当が知るべき10個のサイト改善ポイント タイトル画像

大手企業の売り上げを軒並みアップさせている会社ペンシル

ウェブ担当の皆さんこんにちは、よしぞう(@otonahack)です。

前日、ウェブコンサルティング会社「ペンシル」のサイト改善セミナーに参加してきました。ライオンやANAをはじめ、多くの大手企業のウェブを改善し、売り上げをアップさせてきた会社だそうです。

基本的には企業サイト向けの内容でしたが、参考になる話が満載でした。

セミナーでは「サイト改善ワザ50連発」が披露されましたが、すべてはメモしきれなかったので「重要なポイント10連発」をお送りします。

この記事はこんな方にお薦めです。

  • 企業のウェブ担当者になってしまった方
  • ショッピングサイトを運営している方
  • アフィリエイトサイトを運営している方

ファーストビューの改善ワザ1つ

PC画面の画像

まずはウェブサイトで一番最初に目にする画面「ファーストビュー」について。「ファーストビュー」は主に上下550pxあたりまでを意識するといいそうです。ノートPCやタブレットも考慮することも忘れずに。

ファーストビューにあなたのサイトの優れた点が書かれているか?

ファーストビューに、あなたのサイトの商品・企業の優位性がきちんと書かれているかをチェックします。競合他社と違う点もしっかりアピールすることが大事だそうです。ファーストビューを見て、ひと目でそれが分かるようにしないと、何の会社か分からないとのこと。

会社のオンラインショップで何を売っているのか?他社の商品と何が違うのか?ここで購入するとどんなメリットがあるのか?等々、ユーザーに伝えたい事をファーストビューでアピールしましょう。

たとえユーザーがたまたまアクセスしただけだったとしても、あなたのサイトが何をしているサイトで、どんな点が優れているのかを知らせておけば、再びアクセスしてくれる可能性が高まるそうです。

サイト導線の改善ワザ1つ

ユーザーがサイト内で迷ってしまうサイトは最悪です。これありがち。。。どこに何があるのかわからないようでは、売り上げも上がりません。ユーザーが迷わないように、導線を見直すことが大事だそうです。

ユーザーがサイト内を回遊しすぎていないか?

ユーザーひとり当たりのページビューは多い方が良いとされています。しかしGoogleアナリティクスを見ただけでは、どんな理由でサイト内を見て回っているのか分かりづらいですね。ひょっとしたら、目的の商品の場所が分からずに探しまわって迷っているのかもしれません。

商品数が少ない通販サイトの場合、訪問別ページビューは無視してもいいようです。ペンシルによると2000商品以内であればPVは気にしなくてもいいとのこと。Amazonのように大規模な商品数を扱っていない限りは、PVが増えても売り上げは増えないようです。

なんか意外ですね。沢山見てもらった方が良さそうに思えるけど。。。

それよりも、売りたい商品まですぐにたどり着けるように、しっかり導線をチェックしすることが大事だそうです。カテゴリー分けや、商品ページへ直接繋がるリンクをトップに用意するなど、すぐにたどり着けることが大事だそうです

購入ボタンの改善ワザ3つ

ボタンは重要!「購入する」ボタンや「お問い合わせ」ボタンは、最終的にユーザーにしてもらいたい行動に直結するので常に見直すようにしましょう。ちょっとしたことで売り上げが上がる事もあるそうですよ。

ボタンの改善1 色について

色鉛筆画像

ボタンの色は「緑が良い」とか「赤がよい」等、いろいろな情報がありますが、他社で効果があったボタンの色をそのまま使うだけでは意味がないそうです。他のサイトで効果があった色が、あなたのサイトにも合うとは限りません。なるほど。

ボタンの色はサイト全体の色とのバランスが重要です。他社が「緑色のボタンは効果がある」と言っても、あなたのサイトが緑色だったら、ボタンは埋もれてしまうかもしれません。

その色に変更したなら、その効果を検証する事が必要です。本当に効果があったのか?むしろ下がっていないか?など、必ずチェックしないと意味がありません。

効果が下がっているのなら、すぐに元に戻せるように以前のデータは残しておくことが重要だそうです。バックアップは大事。

ボタンの改善2 文言の内容について

ボタンは、そこに書かれている文言も重要だそうです。必ずユーザーに行動してほしい文章を書くようにするのが良いとのこと。

購入ボタンであれば、「こちら」という文言よりも「購入はこちら」にしたほうがいいそうです。

クリックした先のページがどんなページなのか分かる内容の文章にするのがいいと言っていました。

ボタンの改善3 デザインについて

ボタンのデザインは「押せる感」を出すと良いそうです。立体感のある「押せる感じ」がするボタン。ただ、フラットデザインが流行しているので、サイト全体の雰囲気に合わせるのも大事です。

クリック可能なものはすべて、マウスオーバーで色や形が変わると、ユーザーもクリックしやすいとのこと。確かに。

入力フォームの改善ワザ4つ

パソコンで入力している画像

ユーザーが商品を購入する際に個人情報を入力するフォームも改善の余地が沢山あるそうです。多くの企業が気を使っていないようです。

買うつもりなのに、入力しづらいため離脱してしまう人も多いらしいですね。これは、かなりもったいない状態なので、ユーザーが入力しやすいフォームに作り替えましょう。

ふりがなは「ひらがな」に

ふりがな入力に「カタカナ」を要求するサイトが多いのですが、PC操作に慣れていない人には難しい操作だそうです。

日常、PCをあまり利用しない主婦や年配者は、カタカナに変換するだけでも時間がかかります。漢字よりも難しい可能性もあるとのこと。

「ひらがな」なら変換する必要なく入力できるので、そのまま入力できます。「カタカナ」はやめて「ひらがな」にするのが良いそうです。

確かに、よしぞうもパソコンを始めた頃は「カタカナ」変換に戸惑いました。今ではショートカットキーを押せば簡単に変換できることを学習していますが、ショートカットキーを知らない人には大変な作業だと思います。

ユーザーに変換させない

キーボード入力画面

電話番号や郵便番号など、数字を入力させる際「半角で入力してください」というエラーが出るサイトが多いです。

こういう部分で離脱してしまうユーザーも多いそうです。可能なら、全角で入力された数字を内部のプログラムで半角に変換できるようにするのが良いそうです。

ユーザーに変換させるのではなく、自分たちのサイト側で変換してあげる。これは大事だと思いました。

先ほどの「カタカナ」の件も、どうしてもデータベースに「カタカナ」で登録したいなら、「ひらがな」で入力されたモノを内部で変換してあげるのがよいそうです。

入力ボックスの分割を少なくする

入力ボックスが細かく分かれていると、ユーザーの離脱率が上がるそうです。

PC操作に慣れていない人は、タブキーでボックスを移動することを知りません。入力したらマウスを持って次のボックスをクリックし、またマウスから手を離してキーボードで文字を入力します。

これを繰り返していたら、確かに途中で止めたくなりますね。。。なるべく入力ボックスの分割は少なくするのがよいそうです。

覚えてしまっている数字は、一気に入力させる

先ほどと似ていますが、ユーザーが自分の頭で覚えてしまっている数字は、一気に入力させた方がエラーも少ないそうですよ。

電話番号「xxx-xxxx-xxxx」のハイフンで切れる部分を、いちいち違うボックスに入力する必要があるサイトが多いです。これも1つのボックスに入力させた方が離脱が少なくなります。

反対に、クレジットカードの番号は覚えていないことが多いので、ボックスを分けた方が分かりやすいそうです。

クレジットカードの場合、カードや紙を見るために視線を手元に落とすので、4桁ずつなどに分けた方がエラーが少なくなるそうです。

なるほどー、確かに!!

スマートフォンサイトの改善ワザ1つ

スマートフォン画像

スマートフォンサイトは必須となります。インターネット端末と考えてしまいがちですが、そこに盲点がありました。そう、スマートフォンは電話が出来るのです(笑)。

スマホサイトには電話するボタンを設置、電話できるように

スマートフォンサイトには必ず「電話する」ボタンを設置しましょう。ユーザーがすぐに問い合わせを出来るようにしておくことが良いそうです。

これは重要ですね。電話が出来るなんてすっかり忘れていました。確かに今すぐ欲しい人は電話するでしょうし、購入率も上がると思います。

まとめ

以上、セミナーの内容から10の改善ワザをご紹介しました。「ペンシル」のセミナーは本当に良かったので、ウェブ担当者になってしまった方、サイトを運営している方は、1度出席してみては如何でしょうか?

ものすごく分析能力の高そうな会社でした。