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老後が不安なフリーランスが知っておくべきお金の知識6選

フリーランスが老後のために知っておくべきお金の知識5選

皆さん、こんにちは、フリーランス(個人事業主)のよしぞうです。

フリーランスとして生活していると老後がとても不安になりますね。

今回は、フリーランスが老後を安心して暮らせるようになるために、知っておくべきお金の知識をまとめました。

ポイントは、節税、退職金の準備、資産運用と貯金です。

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目次:

下記の2冊の本は、お金の基本的な知識をわかりやすく解説しているのでお薦めです。

フリーランスや個人事業主の方は目を通しておくと良いでしょう。

まずは節税、確定申告は青色申告にする

まずは基本的なことから。

フリーランスがお金を貯めるには節税することが大事です。税金を減らしてその分のお金を貯蓄や資産運用に回しましょう。

確定申告には白色申告と青色申告がありますが、節税効果が高い青色申告で確定申告を行うのがお薦めです

青色申告を使えば、堂々と所得を減らして税金を少なくすることが出来ます。

参考:国税庁 公式サイト
青色申告制度

青色申告なら税金を節約できる

青色申告で確定申告を行えば、「青色申告特別控除」により最大65万円を所得から引くことが出来ます。その分の税金が安くなります。

単純に考えれば、税率が10%の人なら6万5千円の税金を節約できます。

参考:国税庁 公式サイト
青色申告特別控除

青色申告ならではのメリットがある

青色申告には様々なメリットがあります。

家族に支払った給料を必要経費に算入できる「青色事業専従者給与」や、赤字を翌年に繰り越して翌年の利益と相殺して所得を減らすことが出来るなど、様々なメリットがあり、白色申告に比べてかなり節税効果が高くなります。

参考:国税庁 公式サイト
青色事業専従者給与

青色申告を開始するには届け出が必要、届け出期限もある

初めて青色申告で申告するには事前に届け出が必要です。届け出には期限があるので注意してください。

期限を過ぎて届け出をするとその年の確定申告では青色申告ができません。その翌年の確定申告からになってしまいます。

一度届け出をすれば、それ以降は毎年青色申告で確定申告が可能になります。

期限についての詳細は下記のサイトを参照してください。

参考:国税庁 公式サイト
青色申告制度

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退職金代わりになる『小規模企業共済』を検討する

フリーランスや個人事業主になるとサラリーマンのような退職金がありませんので、多くの方が老後に不安を覚えます。

そんな場合は『小規模企業共済』を検討してみては如何でしょうか? よしぞうも利用しています。

『小規模企業共済』は、毎月お金を積み立てて中小企業基盤整備機構に運用してもらい、フリーランスを辞めた時に受け取る制度です。

参考:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 公式サイト
小規模企業共済

積み立てたお金は運用されるので、基本的には将来に受け取れる金額が増えています。

毎月の積み立て金は全額所得になる

毎月の積み立て掛金は1,000円から7万円の間で選択可能で、掛金全額を所得から控除できるので節税になります。

参考:小規模企業共済(中小機構)公式サイト
掛金について

毎月7万円で積み立てれば、1年間で84万円を所得から引くことが出来ます。

『小規模企業共済』のシミュレーション

下記のサイトで『小規模企業共済』の加入シミュレーションができます。

毎月いくら払うと、将来にどれくらい貰えるのかをチェックできます。

小規模企業共済(中小機構)公式サイト
加入シミュレーション

下記に2つのパターンのシミュレーション事例を紹介します。

例:毎月7万円の掛け金を支払い、30年間続けた場合

下記の例は、年間所得500万円の人が、毎月7万円の掛金で30年間加入した例です。

30年間続けると、支払う掛金は合計約2500万円、将来受け取れる金額は約3000万円になりました。

加入例(2020年6月から開始の場合)
  • 加入期間:30年
  • 毎月の掛金:70,000円
  • 掛金合計額:25,200,00円
  • 受け取れる金額:30,436,00円
  • 合計節税額(年間所得500万の場合):7,668,000円(255,600円/年)
(※将来受け取れる金額は必ずしもこの限りではありません。運用利回りが変わる可能性があります)

将来受け取れるお金が500万円増えた上に、毎年255,600円の節税になり、30年間で7,668,000円もの金額を節税できます。

例:毎月1000円の掛け金を支払い、30年間続けた場合

一方こちらは、年間所得300万の人が、毎月1000円の掛金で30年間加入した例です。

30年間で掛金を合計36万円支払って、将来43万円受け取れる試算になりました。

加入例(2020年6月から開始の場合)
  • 加入期間:30年
  • 毎月の掛金:1,000円
  • 掛金合計額:360,000円
  • 受け取れる金額:434,800円
  • 合計節税額(年間所得300万の場合):75,000円(2,500円/年)
(※将来受け取れる金額は必ずしもこの限りではありません。運用利回りが変わる可能性があります)

こちらの例では、将来受け取れる金額は少しだけ増えたことになります。

毎年の節税額は2500円の節税になり、30年間で75,000円になります。

やはり掛金が毎月1000円ですと節税効果や退職金としての受取金額は少ないですね。

無理のない範囲を守りつつも、ある程度の金額を積み立てないとお金は増えないようです。

『小規模企業共済』のメリット

『小規模企業共済』の主なメリットは下記の通りです。

『小規模企業共済』のメリット
  • 掛金は月額1,000円から7万円の間で選択可能、途中で増減も出来る
  • 支払った掛金の全額を所得から控除できるので節税になる
  • 支払期間によっては将来受け取れる金額が支払金額よりも増える
  • 事業用資金の貸付制度を利用できる

掛金を途中で増減も出来ますが、減らした場合、元の掛金との差額分は運用されないので注意が必要です。

掛金を減らすのはデメリットしかないので、最初から無理のない金額の掛金を設定しましょう。

『小規模企業共済』のデメリット

『小規模企業共済』の主なデメリットは下記の通りです。

『小規模企業共済』の主なデメリット
  • 受け取り時には退職所得あるいは雑所得として課税される
  • 掛金の減額を行うと元の掛金との差額分の運用が行われない
  • 加入期間が20年未満で「任意解約」すると元本割れする(「廃業」なら元本割れしない)

加入期間が20年未満で「任意解約」をして『小規模企業共済』をやめてしまうと、掛け金よりも少ない金額しか戻ってきません。

ですが、20年未満でもフリーランス(個人事業主)を「廃業」するかたちで『小規模企業共済』をやめれば、元本割れせずに掛金が戻ってきます。

この辺はとても重要なことなので、中小機構にしっかり確認してください。

参考:小規模企業共済(中小機構)公式サイト
共済金(解約手当金)について

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iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)を利用する

老後のことを考えるなら、節税や退職金を用意するだけではなく、資産を運用してお金を増やすことも考えましょう。

資産運用を始めるなら、まずは個人型確定拠出年金『iDeCo(イデコ)』を検討しては如何でしょうか?

『iDeCo』は、お金を毎月積み立てて、そのお金を自分で運用していく公的な制度です。

参考:厚生労働省 公式サイト
iDeCoの概要

参考:『iDeCo』公式サイト
個人型確定拠出年金iDeCo

節税と複利の効果を期待できる『iDeCo』

『iDeCo』では、積み立てた金額の全額が所得控除になるなど税制的にも優遇されているので、節税効果も見込めます。

また、運用には複利の効果があるので、運用期間が長期であればあるほど資産が増える可能性があります。

運用方法は、あらかじめ金融機関が用意したものから自分で選びます。

主な運用方法には下記のような物があります。

『iDeCo』で積み立てたお金の運用方法
  • 投資信託(国内あるいは外国の株)
  • 投資信託(国内あるいは外国の債券)
  • 定期預金
  • 保険商品
※細かい商品ラインナップは金融機関によって違います。

株や債券は、運用次第ではお金が大きく増えますが、思惑が外れて元の金額よりも減ってしまう場合もあります。

定期預金や保険商品は元本確保(お金が減らない)の場合が多いですが、お金が大きく増える可能性は低いです。

どんな運用方法を選ぶかは自分次第なので、商品ごとのリスクを勉強する必要があります。

『iDeCo』のメリット

『iDeCo』の主なメリットは下記の通りです。

『iDeCo』のメリット
  • 積み立てたお金が全額所得控除になるので節税効果がある
  • 運用次第で将来受け取れる金額が増える
  • 運用で増えたお金や利息が非課税になる
  • 運用期間が長いほど複利の効果を発揮し、資産がより増える
  • 受け取るときには税金がかかるが、一定額まで非課税になる

積み立てた金額が所得控除になるほか、運用で得た利益も非課税になります。

通常、投資で得た利益は20%前後の税金が取られてしまうので、それが非課税になるのはとても大きなメリットです。

『iDeCo』のデメリット

『iDeCo』の主なデメリットは下記の通りです。

『iDeCo』のデメリット
  • 60歳までお金を引き出せない
  • 運用方法によってはお金が減る
  • 毎月の手数料が発生する
  • 受け取るときには税金がかかる

積み立てたお金は60才まで引き出せないので注意が必要です。積立金額は無理のない程度にしましょう。

運用方法によってはお金が減ってしまうことも注意が必要です。

運用期間中は、毎月、金融機関への手数料が必要です。手数料が安い金融機関もあるので、様々な金融機関を比較しましょう。

将来、お金を受け取るときには税金がかかるのが残念ですが、「公的年金等控除」や「退職所得控除」を適用できます。

自分のお金なのに受け取り時に税金がかかるのは納得いきませんね。どうせなら、受け取り時も非課税にして欲しいものです。

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国民健康保険と国民年金は節税になるので加入すべし

いろいろと不満の多い国民健康保険と国民年金なので、加入していない人もいるかもしれません。

ですが、ご自身のために加入することをお勧めします。

なにしろ未加入は法律違反になります。

加入すれば健康診断も安価に受けられるし、保険料は全額所得から控除できて節税になるので、公的制度はフル活用した方が良いですよ。

どちらも、加入するにはお住まいの市区役所または町村役場で手続きをします。

参考:日本年金機構 公式サイト
国民年金の加入

参考:国民健康保険中央会 公式サイト
国民健康保険制度

国民健康保険で病気のリスクに備える

日本の健康保険は国民皆保険という世界に誇れる優秀な制度です。

病気になっても、かかった治療費の3割だけを支払えばいいので、経済的に助かります。

フリーランスや個人事業主は、国民健康保険に加入する事が出来ます。

未加入のままですと、病気になった場合に治療費がものすごい金額になってしまうので健康保険に入っておいた方が良いでしょう。

特定の業種の人は保険料が安い「健康保険組合」に加入可能

医者に行く機会がほとんどない人にとっては、保険料が高くて不満もありますが、特定の業種で働く人には「健康保険組合」という組織があります

「健康保険組合」のメリットは、毎月支払う健康保険料が安いことです。

有名な「文芸美術国民健康保険組合」は毎月の保険料が約2万円前後です。

参考:文芸美術国民健康保険組合 公式サイト
文芸美術国民健康保険組合

「文芸美術国民健康保険組合」に加入資格がある人は下記の通りです。

  • 文芸、美術及び著作活動に従事している
  • 組合加盟の各団体の会員である者とその家族

「文芸、美術及び著作活動」なので、ライターやデザイナー、イラストレーターとして活動しているフリーランスの方は検討すると良いでしょう。

参考:公式サイト
文芸美術国民健康保険組合

テレビや映画などに関わる仕事の人はこちら

芸能活動やテレビ、映画に関わる仕事をしているフリーランスには「東京芸能人国民健康保険組合」があります。

参考:東京芸能人国民健康保険組合 公式サイト
東京芸能人国民健康保険組合

俳優やタレントだけではなく、ディレクター、字幕作者、音響オペレーター、映像技術者、ヘアーメイクなど、その業界に関わるフリーランスのスタッフも加入可能です。

加入可能な職種については、下記の公式サイトをご覧ください。

参考:東京芸能人国民健康保険組合 公式サイト
東京芸能人国民健康保険組合にご加入ください

保険料全額を所得から引くことができるので節税になる

国民健康保険に支払った保険料は、全額を所得から控除できます。

なので、その分の税金を安くすることが出来ます。

参考:国税庁 公式サイト
社会保険料控除

「高額療養費支給制度」を利用できる

健康保険に加入すれば、高額な治療費がかかった際に「高額療養費支給制度」を利用できます。

この制度を利用すれば、毎月の支払い治療費に上限が設けられるのでそれ以上は支払わないで済みます。

上限金額は、年齢や所得によって決まります。また、条件はありますが家族の医療費を合算して申請できます。

参考:厚生労働省 公式サイト
高額療養費制度を利用される皆さまへ

参考:価格.com 公式サイト
高額療養費の自己負担限度額 シミュレーション

年に1回、健康診断を無料(あるいは低額)で受けられる

40才以上になると「特定健診」を受けられます。金額はだいたい無料から数百円です。

人間ドックよりも検査項目は少ないかもしれませんが、コストパフォーマンスがとても良いです。

39才以下の場合でも、自治体によっては健康診断を行っている地域もあるようです。

健康診断をやっているかどうか、ご自身がお住まいの役所に問い合わせてみましょう。

老後を安心して暮らすには健康な体が必要です。健康なら年を取ってもお金を稼げます。

定期的に検査をして病気のリスクに備えましょう。

国民年金で将来の収入を補う

破綻するから入りたくないと言う人が多い国民年金制度ですが、こちらも加入したほうが良いでしょう。

よしぞう的には、国民年金制度が破綻する事はないと思っています。

仮に年金を支払う人が少なくなって資金不足になっても、政府は消費税を上げるなど税金を投入してなんとか維持すると思います。

もし、年金に加入していないのに消費税が上がったら、あなたは他人の年金のために増えた消費税を支払い続けることになります。

国民年金には、「障害基礎年金」や「遺族基礎年金」という機能もあり、現役世代に万が一のことがあった場合にも対応しています。

家族のことを考えると加入しない場合のデメリットも見えてきますよ。

長生きすれば支払ったよりも多く貰える

支払う国民年金保険料と受け取れる年金額を現在の金額で計算してみました。

40年分の保険料を満額支払った場合、支払総額は下記の通り約800万円です(保険料の金額は2020年6月時点の金額)。

毎月の保険料 16,540円
40年間の支払い保険料総額 7,939,200円

そして、65才から年金を受け取った場合の総額が下記の表になります。

受け取れる金額は毎月65,141円です(2020年6月時点の金額)。

現在の年金額であれば、11年間受け取ると支払い額よりも多く貰えることになります(下記の表の赤い文字の金額)。

毎月の年金額 65,141円
75才(10年間受け取り) 7,816,920円
76才(11年間受け取り)
支払額を超える
8,598,612円
80才(15年間受け取り) 11,725,380円
85才(20年間受け取り) 15,633,840円
90才(25年間受け取り) 19,542,300円
95才(30年間受け取り) 23,450,760円
100才(35年間受け取り) 27,359,220円

実際には、40年間を満額で納付できる人は少ないと思いますので、この表よりも少ない金額になるでしょう。

かつて国民年金は最低25年間の支払いがないと年金を受け取れませんでしたが、現在は最低10年間の支払いがあれば年金が貰えるようになりました。

もちろん、40年間支払った満額ほどの金額を貰えるわけではありませんが、年を取ってからお金が入るのはとてもありがたいと思います。

特に、フリーランスのような不安定な仕事の場合、年を取る前に収入が減っていくことも考えられます。

老後に備えて収入を確保しておくことは大事です。

「障害基礎年金」も忘れてはならない

国民年金は、老後にお金が受け取れるだけではありません。

「障害基礎年金」という年金があり、国民年金の加入者本人が事故などで重度の障害が出た場合にお金が支払われます。

お子さんがいる場合には、お子さんの人数によって金額が増えます。

参考:日本年金機構 公式サイト
障害年金

家族がいる方は、こういったメリットも考慮しましょう。未加入だと家族が路頭に迷ってしまいます。

亡くなった場合は「遺族基礎年金」が貰える

こちらも家族がいる方は知っておくべき情報です。国民年金には「遺族基礎年金」という制度もあります。

国民年金の加入者本人が亡くなってしまった場合に、扶養されていた子供や子供のいる配偶者がお金を受け取れる制度です。

参考:日本年金機構 公式サイト
遺族年金

国民年金保険料全額を所得から引くことができるので節税になる

支払った国民年金保険料は、全額を所得から控除できます。

なので、その分の税金を安くすることが出来ます。

現在の国民年金保険料が1万6,540円ですので、年間で19万8480円を所得から引くことが出来ます。

参考:国税庁 公式サイト
社会保険料控除

国民年金に加入しないと利用できない「iDeCo」

先程紹介した個人型確定拠出年金『iDeCo(イデコ)』は、国民年金に加入していないと利用できません。

参考:iDeCo 公式サイト
よくあるご質問 誰が加入できますか?

もう1つ『国民年金基金』も国民年金に加入していないと利用できません。

『国民年金基金』は、国民年金とは別で、さらに将来に備えてお金を貯めたい人の制度です。

参考:国民年金基金 公式サイト
国民年金基金制度とは?
加入条件・資格

利用している人も多く、よしぞうも利用しています。

タレントの優香さんがCMに出ていますね。

年を取ってから6万円稼ぐのは大変

毎月支払う国民年金保険料は約1万6000円で、将来貰える金額は満額で毎月約6万5000円前後です(記事執筆時)。

加入しない場合は、毎月の1万6千円を節約できますが、将来の6万5千円が貰えなくなります。

今、保険料を支払うために1万6000円を稼ぐのと、将来、生活のために6万5000円を稼ぐのとではどっちが大変? と考えた場合に、確実に老後に6万5000円を稼ぐ方が大変です。

そう考えると、国民年金に入っておいた方が良いかなと思いました。

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経費に注意!使いすぎはお金が貯まらない

フリーランスのお金が貯まらない原因の1位と言っても良いくらいなのがこれ。

経費の使いすぎです。

確かに節税は大事です。ですが、節税したいが為に経費を使いすぎると、いつまで経ってもお金が貯まりません。

経費を使う場合は、本当にどれだけの金額を節税できるのかを考え、使うお金と節税できる金額のバランスを考えてから使いましょう。

10万円のパソコンを買っても節税できるのは1万円程度

例えば、節税するために10万円のパソコンを買ったとしましょう。それで節税できる税額は1万円程度です(税率10%の場合)。

1万円の節税のために9万円も余計にお金が出て行くわけですから、お金が貯まりませんね。

もちろん必要なら購入するべきですが、もう1年使えるならわざわざ購入しなくても良いですし、新品ではなく中古を購入しても良いでしょう。

価値がなくなる物にお金を使うよりは将来のためにお金を使う

経費による出費、とくに消耗品費、交際費などは、いずれ価値がなくなるか、その場で消費して終わってしまいます。

どうせ節税するなら、価値が消えてしまう機材や物よりも、年金や『小規模企業共済』など将来の自分に還元できるもので節税した方が良いのではないでしょうか?

よしぞうはそんな風に考えました。

昔は「経費を使うべきか節約すべきか」とずっと悩んでましたが、散々考えたあげく経費も節約することに決めました。

家賃が高い事務所に引っ越すのは慎重に

稼いでいるときに調子に乗って高い家賃の部屋や事務所に引っ越すと、稼げなくなったときにマジで困ります。。。

家賃はすぐに節約できないし、引っ越しするのにもお金がかかります。

いつ仕事がなくなるか分からないフリーランスは、固定費を高くしてしまうとエラいことになります。

引越には注意しましょう。

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万が一のために貯金する仕組みを作る

退職金や資産運用だけではなく、いつでも引き出せる普通預金も用意しておきましょう。

老後も重要ですが、目先のことも大事です。

フリーランスは怪我や病気になってしまったら、収入の補償がありません。

最低でも半年から1年分くらいの生活費を貯金しておきましょう。

それくらい貯金できれば、急に仕事がなくなっても安心するのではないでしょうか?

自動入金サービスや自動積み立てを使ってみる

お金の管理が苦手で自分で貯金できない人は、自動的に貯まる仕組みを利用するのも良いでしょう。

金融機関では、毎月自動的にお金を貯金できるサービスを用意しています。

「自動入金サービス」や「自動積み立てサービス」を利用してみましょう。

自動入金サービス

「自動入金サービス」は毎月定額を、自動で自分の口座へ他行の自分の口座から入金してくれるサービスです。

メガバンクだと「自動送金サービス」という名称の場合もあるようです。

ネット銀行だと入金手数料が無料の金融機関もありますが、メガバンクは手数料が有料のようですね。

入金手数料に注意して金融機関を選びましょう。

自動積み立てサービス

「自動積み立てサービス」は、基本的には定期預金で、一定額を毎月自動的に貯金します。

定期預金なので、普通預金よりは利率が良いようですね。少しですけどね。。。

注意点としては、途中解約時にペナルティがあるかどうかです。

しっかり確認しておきましょう。

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まとめ

以上、フリーランスや個人事業主が老後に困らないためのお金の知識についてまとめてみました。

今回紹介したことは、下記の2冊の本に詳しく書かれています。この記事を書く際にも参考にさせて頂きました。

読みやすくてわかりやすい本なので、お薦めです。

会社員と違ってフリーランスは退職金がなく、休職中の収入補償もないなど、お金の面で辛い立場に置かれています。

積極的にお金のことを考えて、老後に困らないようにしましょう。

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