京都鴨川、五条大橋のたもとにある和食料理旅館「鶴清(つるせ)」で川床ディナーを食べた感想レビューです。
夏は納涼床(川床席)と呼ばれる畳敷きのテラス席で夕食を食べることが出来ます。
昭和初期に築造された歴史ある建物のもとで食べる食事は京都らしくて格別です。
メニュー内容や食事の感想、店内の様子、川床席からの景色などをご紹介します。
皆さんこんにちは、よしぞう(@otonahack)です。
京都鴨川の川床店紹介シリーズ第5弾。
前回の「セント ジェームス クラブ 本店」に続き、今回は和食の料理旅館「鶴清(つるせ)」の川床席ディナーをご紹介します。
昭和初期に建てられたレトロな建物はタイムスリップしたような感覚を味わえます。
川床席がとても広いのでデートよりも友人を集めた食事や大人数の宴会にお薦めです。
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鶴清 川床席プラン一覧
公式サイト
京料理 鴨川納涼床 鶴清
目次:鶴清は大人数でワイワイ楽しむのがお薦め!ハモのお吸い物が超美味しかった!
- 結論:デートよりは友達や同僚とワイワイ楽しみたいお店
- アクセスと地図:最寄り駅は清水五条駅、徒歩3分
- 店内の様子:川床席は日本最大級!200名を収納できる広さ
- メニュー:川床席で食べられるメニューをご紹介
- 食レビュー:ディナーコース すずみ料理(9品)の詳細を感想と共にご紹介
- 夜は歴史ある建物がライトアップ
- 予約はこちら。予約しないと鴨川側の席は取れないと思う
- まとめ:大人数の宴会を考えている人にお薦め
結論:デートよりは友達や同僚とワイワイ楽しみたいお店
「鶴清」は大人数でワイワイするお店に向いているなと思いました。
お座敷なのでリラックスできるし、とても広いので大人数の宴会も対応可能です。
接客も丁寧ですし問題ないお店だと思います。
接客してくれるスタッフは着物姿で旅館の仲居さんのような感じです。「鶴清」は料理旅館なので仲居さん風なスタイルなのでしょう。
周りのお客さんは宴会や会社の同僚と来ている団体さんが多いので、デートで行くには不向きかな。
デートで行くなら以前ご紹介した「ルアン(旧名 FUNATSURU KYOTO KAMOGAWA RESORT)」の方がお薦めです。
大勢で楽しむなら「鶴清」、デートなら「ルアン」という使い分けをするといいでしょう。
この日は平日でしたがほとんど予約で埋まっていたようなので、行かれるなら予約していった方が良いでしょう。
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鶴清 川床席プラン一覧
では、続いて「鶴清」へのアクセス方法や店内の様子、実際に食事したディナーメニューなどをご紹介します。
アクセスと地図:最寄り駅は清水五条駅、徒歩3分
「鶴清」の最寄り駅は、京阪線の「清水五条」駅です。徒歩で約3分くらいです。
五条大橋の近くにあるのですぐに分かると思います。
- 京阪線 清水五条駅 徒歩3分
- JR線 京都駅 タクシーで7分
JRの「京都」駅から歩くのは辛いと思います。タクシーがいいでしょう。
「鶴清」の地図はこちらです。
- 住所:京都府京都市下京区木屋町五条上ル下材木町451
- 最寄駅:京阪本線「清水五条」駅 徒歩3分
- アクセスマップ
店内の様子:川床席は日本最大級!200名を収納できる広さ
清水五条駅から歩くこと約3分。五条大橋を渡り路地を入るとすぐに古風な建物があります。そこが「鶴清」です。
こちらが「鶴清」の入り口です。看板も出ています。
建物全体を撮影したかったのですが、残念ながら入口側からは建物の全体像がわかりません。建物全体を撮影するなら鴨川の向こう岸からがお薦めです。
建物は木造三階建で総ヒノキ造り。昭和初期に旅館として始まり、現在は旅館としてだけではなく食事のみの利用も可能です。
入り口にはメニューの価格も掲示されています。
入り口から建物の中を覗くと「納涼床開設」という提灯が下がっています。重厚でインパクトがある玄関ですね。
玄関で靴を脱ぐシステムです。玄関の正面奥に川床席が見えます。
靴を脱いで上がると待合室に案内されました。
この日は予約せずに行ったため、席を作る必要があり少し待たされました。後述しますが予約した方が良いです。絶対に。
待合室からは2階に上がる階段も見えました。階段も建築された当時のままなのでしょうね。古風で良いですね。3階大広間では300名の宴会が出来るそう。凄い。。
しばらくすると川床席に案内されました。すんごい広い!
公式サイトによると200名は収容できるそうです。向こう側に誰がいるのか分からない程の距離がある(笑)。
平日の夜18時頃に入りましたが平日でもほとんど予約で埋まっており、すでに宴会をしている団体もいました。
この日は予約無しで訪れたので、急遽、お店の方が席を作ってくれました。
急なので鴨川と反対側の端っこ席です。ちょっと切ない(笑)。
平日でも混んでいますので必ず予約していきましょう。きちんと予約していけば、鴨川沿いの席を確保できると思います。
よしぞう意外のお客さんはすべて予約のお客さんのようでしたので、全部鴨川沿いの席でした。
端っこの席から鴨川方向を見た横幅はこのくらい。
鴨川の様子も見えます。鴨川側の席ならもっとよく見えると思います。
訪れたのは6月初旬、この季節は風が涼しく少し肌寒いくらいでした。お店の方も気を使ってくれて羽織が必要かどうか訊いてくれます。
羽織を貸してくれるようなので寒い場合は借りましょう。
メニュー:川床席で食べられるメニューをご紹介
それでは、実際に食事したメニューをご紹介します。待合室でチラシを頂きました。
納涼床(川床席)では以下のようなメニューを食べられます。
- 鶴清 納涼床(川床席)ディナーメニュー(価格は税込み)
- すずみ料理 9品 8,000円
- すずみ料理 10品 9,000円
- すずみ料理 11品 12,000円
- 鱧会席(2名から 要予約) 9品 10,800円
- 鱧会席(2名から 要予約) 10品 13,000円
- 鱧会席(2名から 要予約) 11品 16,500円
「すずみ料理」にも鱧が使われていますので、鱧会席を注文しなくても大丈夫です。
鱧会席は2名からで、しかも要予約なので「すずみ料理」8,000円を注文しました。
一休.comレストランで用意されている下記のプランとほぼ同じだと思います。
一休.comレストラン
【川床席確約】八寸、造り、煮合、焼物、天ぷら、果物など全9品のすずみ料理!夏の風物詩をお楽しみあれ!
上記のプランが終了している場合は下記のプラン一覧をどうぞ。
一休.comレストラン
鶴清 川床席プラン一覧
メニュー内容は以下の通りです。料理は1品づつ提供されるスタイルです。
- 食前酒(梅酒)
- 八寸
- 造り
- 吸物
- 煮合(素麺)
- 焼物(鮎)
- 揚物(天ぷら)
- 冷物(卵豆腐)
- 御飯、香物
- 水物(季節物)
最初にアレルギーがあるかどうかは効いてくれなかったので、あらかじめ伝えると良いでしょう。対応してくれるかは不明ですが・・・。
その他のメニューも一休.comレストランに用意されています。
一休.comレストラン
鶴清 川床席プラン一覧
それでは、8000円コースの料理を感想と共にご紹介します。
食レビュー:ディナーコース すずみ料理(9品)の詳細を感想と共にご紹介
今回食べた8000円(税込)のディナーコース「すずみ料理(9品)」の詳細をお届けします。
飲み物は別料金、ちょっと高いかな
飲み物は料理に含まれていないので別料金で注文します。少々高いです。。。
ビールは瓶しかありません。生ビールくらいはあっても良いと思うけどなあ。。。
ワインメニューもあります。こちらもいいお値段ですね。
やっぱり一人客だとコストが高くなりそうです。みんなでシェアして飲むなら良いかも。
「鶴清」は料理旅館なので、旅館っぽい料金設定に感じました。
結局ソフトドリンクの炭酸水(400円)を注文。
食前酒(梅酒)
まずは食前酒。梅酒が届きました。サイズは小さめです。
ゼリーのように見えるけど、液体の梅酒です。普通に美味しい。
八寸
次に出てきたのが「八寸」。
奥から、ホタルイカ、ヒラメの昆布締め、鯛のすり身を使ったもの、梅ゼリー、そら豆、そして、丸い器にはイクラのみぞれ和え。
ホタルイカは、酢を使ったほんのり酸っぱい味付けでした。ヒラメは昆布で挟んであり磯の香りがして美味しい。
タイのすり身は淡白な味です。伊達巻のような味で、それをさらにアッサリした感じ。
梅ゼリーはちょっと微妙かな。。。イマイチでした。
そら豆は薄味で美味しいです。
造り
次に出てきたのがお造り。鱧とマグロ(ヨコワ)と鯛の刺身です。
鱧は食感がシコシコして美味しい。鱧は器に入った梅肉を付けていただきます。付けないとほとんど味がないのですね。
鱧は以前レビューした「大當両」の方が美味しく感じたかな。初めて鱧を食べたのが「大當両」だったせいもあると思いますが。。。
マグロは普通かなと思いましたが、鯛が美味しかった! シッカリした食感で活きがいい感じがしました。
吸物
次に出てきたのがお吸い物。これがビックリ!中に入っている鱧が大きい!!
さっきは「大當両」の方が美味しいと言ったけど、この鱧はとっても美味しかった!!!
お造りと違いとても柔らかい食感で、まるで口の中で溶けていくようです!
これは超美味しい。大きいから食べ応えもあります。満足感のあるお吸い物。
お吸い物には鱧の他に、柚子や椎茸も入っていました。
煮合(素麺)
次に出てきたのが煮合(素麺)。そうめんの上に里芋や半熟卵などが載っています。
つゆが別の器に入って出てきます、卵が半熟なので付けて食べるよりもそうめんの器につゆを入れてしまった方が食べやすいです。
卵が入ってるためかコクがあって美味しいですね。卵がないと普通のそうめんに感じます。
焼物(鮎)
次は鮎の塩焼き。小さめの鮎で滋賀県安曇川で取れた鮎だそうです。
この鮎は頭から尻尾まで食べられるそうなので丸ごと頂きました。頭はやっぱり苦いです(笑)。それ以外の部分は美味しいです、
骨はちょっと硬いけど尻尾はサクサク!
塩味がついていますが、お好みで別添えの「たで酢」をつけて頂きます。酢をつけるとまた別の味わいですね。酢でしめたような味になります。
よしぞう的には酢をつけない方が美味しいと思います。
揚物(天ぷら)
そして、次が揚物(天ぷら)。京野菜を使った天ぷらと海老が入っています。これが美味しかった!
ししとう、賀茂茄子、海老、海老の下にサツマイモ(見えないけど)の4品。
海老は天ぷらではなくエビフライ。これがめちゃ美味い! 衣はサクサクしてて身はとっても柔らかい。
エビフライも天つゆで食べるようです。フライを天つゆで食べるのは初めてかも(笑)。
あとサツマイモも美味しかった。普通のサツマイモとは少し違った味がして面白かった。品種が違うのでしょうかね??
天つゆの器がしっかり温めてあったのがさすが。
冷物(卵豆腐)
次は冷物(卵豆腐)。卵豆腐と魚そうめんです。
卵豆腐が美味しいです。卵の黄身の香りを強く感じます。まるで半熟卵のような香りと味。そして柚子らしき香りも感じます。
魚そうめんは、魚のすり身を使ったそうめんだそうです。抹茶で色付けしてあります。
初めて食べたけど、言われないと魚だとはわからないですね。
魚そうめんの食感はコンニャクのような感じです。すこし微妙でリアクションに困る感じ(笑)。
御飯、香物
そして、次に香物とご飯が出てきます。ご飯はおかわりできるそうです。
この時点でご飯のおかずは香物しかないので、おかわりする程ではないかな。
庶民としては鮎の塩焼きと一緒に食べたい(笑)。
水物(季節物)
最後にデザートが届きます。スイカとキウイが出てきました。
どちらも甘くてジューシーです。
以上が、「すずみ料理(9品)」8000円のメニュー内容です。
料理の中では、揚げ物、鱧のお吸い物、刺身、卵豆腐が美味しかったです。
料理の感動度からすると料金が少し高いかなと感じましたが美味しく頂けました。
ただ、次の料理が出てくるまでのインターバルが長いのがちょっと残念。一人でいくと時間を持てあましてしまいますね。
席が広く、お客さんも多いので作る方も大変なのでしょう。
夜は歴史ある建物がライトアップ
「鶴清」は夜に建物がライトアップされます。お店の中にいると分かりづらいのですが鴨川の反対側から見ると、とても目を引きますね。
お店の中から見るとこんな感じです。
提灯によるライトアップなので、歴史ある建物にあっていますね。「日本の夏」という感じです。
予約はこちら。予約しないと鴨川側の席は取れないと思う
今回は予約せずにいきなり行ってしまいましたので、端っこの席でした。しかもわざわざ作ってくれたようです。
1人でしたのでなんとかなりましたが、複数で行くなら予約が必須でしょう。この日はほとんどの席が埋まっていました。
川床席では鴨川側に座らないと楽しくないので、行かれるなら予約をした方が良いと思います。
「鶴清」の予約は一休.comレストランがお薦めです。ポイントも貯まります。
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鶴清 川床席プラン一覧
まとめ:大人数の宴会を考えている人にお薦め
以上、「鶴清は大人数でワイワイ楽しむのがお薦め!ハモのお吸い物が超美味しかった!」でした。
今回は予約なしで行ったのでちょっと変な席でしたが、事前に予約していけば問題ないでしょう。
「鶴清」の場合は少人数やデートで行くよりも、大人数でワイワイ楽しむのがお勧めです。
川床席がとても広いので、開放的でいい雰囲気を楽しめます。歴史ある建物も見る価値があります。
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鶴清 川床席プラン一覧
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京料理 鴨川納涼床 鶴清