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書評:行列に並ぶ人は貢ぐ側!「お金持ちの教科書」が面白かった

書籍「お金持ちの教科書」を読みました。実際のお金持ちにリサーチした内容なので、面白いし説得力があります。

お金持ちの思考を知りたい人にオススメです。意外にもファーストクラスには乗らない人も多いとか。

お金持ちの教科書 加谷珪一著 タイトル画像

皆さんこんにちは、お金持ちになりたいよしぞう(@otonahack)です。

加谷珪一さんによる書籍「お金持ちの教科書」を読みました。これが結構面白かったです。

加谷さんはコンサルタントとして実際にお金持ちに接する機会が多く、そういった方々から聞いた話を元に書かれた書籍になっています。お金持ちになる方法は書かれていませんが、彼らの思考パターンや行動原理がわかるのでとても参考になります。

実話なので説得力がありますね。とても興味深く読みました。

書評:「お金持ちの教科書」 目次

行列に並んだ時点で負け(笑)

一番印象に残ったのはこの話です。お店の行列に並ぶということは、世間一般の人と同じレベルだと証明しているということ。そして、これは明らかに「お金を貢ぐ側」にいるということ。

これを読んで「ハッ!」としました。確かに、他の人と同じように長い行列に並んで食べたり買ったりしています。そして「貢がれる側」が考えたプロモーションに簡単に乗っかってしまっています。完全に貢ぐ側だわ。。。

こんなことをしているうちは、絶対にお金持ちにはなれませんね。。。

そして、居酒屋で愚痴を言っているサラリーマンの話も印象的でした。社員の側から見れば安月給で働かされているのですが、経営者の視点で見ると「安月給で社員を働かすことができる優秀な経営者」だと言えるそうです。

なるほどーと思いました。居酒屋で愚痴を言っている社員がいたら、その人が働いている会社は結構儲かっているのかもしれません。

この視点はなかった。。。。

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タクシーを使うのは風邪と痴漢冤罪対策

お金持ちがタクシーを使う理由にも驚き。

もちろん、全員じゃないでしょうが風邪をひかないためや痴漢の冤罪を避けるためという意見がありました。

満員電車をやめてタクシー移動に変えたら、それ以来、風邪をひかなくなったという人もいるそうです。人ごみに出ることが風邪の原因なのですね。

痴漢の話にも納得。男としては満員電車に乗るたびに不安になります。今の日本では一方的に人を痴漢に仕立て上げることができてしまいますからね。

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ファーストクラスよりもビジネスクラスに乗る

お金持ちはビジネスクラスに乗るそうです。料金とサービスのバランスを考えると、一番お得だそうです。

エコノミーは狭すぎるし、ファーストクラスは高い料金を払うほどサービスに差は無いとのこと。

ファーストクラスに乗るのは「ファーストクラス」というものに乗りたい人だそうです。そういう部分にステイタスを感じて「自分ってイケてる!」と思う人らしいですよ。

いつかは乗ってみたいファーストクラスですが、乗ってみるとそれほど良いものでもないのかもしれませんね。

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お金儲けの話をした際に嫌な顔をする人はお金を持っていない

この話も印象的で、まさにその通りだと思いました。

「お金儲けの話をした際に嫌な顔をする人はお金を持っていない」。

その通りですね。お金持ちは普通にお金の話ができる人です。だからお金持ちになってる。

お金がない人ほどお金の話を避けるような気がします。そして「世の中は金がすべてじゃないんだよ」とお決まりのセリフを言います(笑)。

確かに「世の中は金がすべて」じゃありません。お金持ちもこのセリフを言うことが多々有ります。ですがこのセリフを吐く裏側にある思考がお金持ちと貧乏人では全く違うと思います。

お金持ちは実際に「お金があっても上手くいかないこと」をリアルに実感してそう言っているのに対して、貧乏人は「現実から目をそらすため」に言っているんです。よしぞうもたまに言います(泣)。

仕事ってお金を動かすことだと思うんです。何かしらのサービスを提供してお金の受け渡しをする。なので「お金の話を正面から出来ない」というのは「ビジネスが出来ない」と同義語ではないかと自戒を含め書いておきます(笑)。

フリーランスをやっているとお金って大事なんです。サラリーマンのように仕事をしなくても自動的にお金が振り込まれるわけじゃないのです。。。この不安感はフリーになってみないとわからないと思います。

だから、仕事をする上で「この人は信頼できるな」と感じるクライアント担当者は、お金の話をきちんと出来る人が多いように感じます。

彼らはギャラの話もきちんと対応してくれるし、当然の事、きちんと払ってくれます。(世の中にはギャラを払わなかったり、減らそうとする連中がゴマンといるんです。。)

日本ではお金の話を避ける傾向が多いですね。「お金=汚い」という発想が染み付いています。これは子供の頃からの教育の問題だと思います。国による貯蓄奨励の影響がずっと続いていたせいなのでしょう。

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まとめ:自分の発想とは違う考えを垣間見れ、面白かった

お金持ちの発想を垣間見ることができ、面白い書籍でした。お金持ちの思考を参考にすると自分もお金持ちに近づけそうな気がしますが、すぐに「すべての移動手段をタクシーにする!」なんてできませんが、まずは出来ることからやってみたいと思います。

本の中で気になったのは、お金持ちだからと言っても全員が幸せではないようで「友達がいない」人もいるそうです。お金があるとやっぱり軽く嫌味を言われることもあるそうですよ。それで話が合わなくなり疎遠になるとか。

お金があっても苦労するんですね。「世の中は金がすべてじゃない」のは確かなようです。心の富裕層になりたいですね。

というわけで、まとめです

  • 行列に並ぶのは貢ぐ側に回っていることの証明
  • 経営者の視点で見ると物事が違って見える
  • お金の話に嫌な顔をする人はお金がない

続編として「大金持ちの教科書」という本も出ています。こちらはまだ未読。