今更ですが、ずいぶん前にヒットした水野敬也さんによる書籍「夢をかなえるゾウ」を読みました。良い本だったので驚いた(笑)。まだ読んだことがない人がいたら読むことをオススメします。何故自分が成功しないか、その理由が分かります。
遅ればせながら「夢をかなえるゾウ」を読みました。
こんにちは、よしぞう(@otonahack)です。
いやあ、侮っていました(笑)。ひねくれた性格なので皆が買っている大ヒット本って、「へっ!」って思って避けてしまうことがあるのですが、やっぱる売れる本には理由がありますね。良い本なんですよやっぱり。
この「夢をかなえるゾウ」もそうです。良い本でした。今はキンドル版も出ています。
著者の水野敬也さん(@mizunokeiya)は、最近では鉄拳さんとのコラボレーションでも話題ですね。売れっ子作家さんです。
ツタヤでよく見かける、「人生はワンチャンス!」や「人生はニャンとかなる!」も水野さんの本なのですね。
「夢をかなえるゾウ」は、いわゆる、自己啓発系の成功本なのですが、普通に著者の言葉で書かれているわけではなく、「僕」と「ガネーシャ」による面白おかしい物語として書かれています。「ガネーシャ」とは象の姿をしたインドの神様。その神様が、ある日「僕」の部屋に現れて、成功する方法を指南していくという物語です。
「ガネーシャ」はこんな姿の神様です。
※画像出典:Wikipedia
ワンステップずつ踏めば自分でも出来そうな気がする
「ガネーシャ」は毎日1つづつ、「僕」に成功するための法則を伝授していきます。まずは「靴を磨く」から。最初はハードルの低い物から始まり、じょじょに難しい物になっていきます。
こういう提示のしかたをしてくれると、ワンステップずつ進めるので、自分でも出来そうな気がしますね
さらに、毎回、法則を伝授する際にはそれを実行した過去の偉人の具体例を出してくれるので、スッと理解できます。
「ガネーシャ」によると、この過去の偉人達はすべて自分が育ててあげた人たちだそうです(笑)。松下幸之助さんのことは「幸ちゃん」呼ばわりしています。
この本が秀逸なのは、これを読んでも人は変われないことを提示していること
この本が良い本だなあと思ったのは「成功本を読んでも人は成功しない」と語っている点です。
「ガネーシャ」が「僕」に伝授してきた成功法則、実はこれ、すでに「僕」の書棚にある成功本に出ている、と伝えます。
誰しも成功本を読んだ時点では、やる気満々、興奮して「今度こそ自分は変われる!」と思うのですが、日が経つにつれすべて忘れて、結局は普段の生活に戻っていきます。この「僕」もまさにそうでした。過去に買った本を読んでは忘れることを繰り返し、成功しない日々を送ってきていました。これは自分を含め、多くの方に当てはまりますね。
なかなか興味深い部分でありました。
普通の成功本ですと、成功の法則を羅列し「ではがんばりましょう!」という形で終わってしまいますが、さらに一歩踏み込んでいるのがこの本の良いところですね。この部分を読んだ読者は我に返り、改めて自分が本当に変わりたいのか考え直します。
感想:良い本なのでオススメします
物語形式ですので、とても読みやすい本です。「ガネーシャ」と「僕」のやりとりも楽しいので、ビジネス本を読み慣れていない人にも読みやすいと思います。良い本ですので、オススメします。是非読んでみてください。
「ガネーシャ」が伝授していく成功法則はとてもためになります。実行する価値があると思いますよ。
「夢をかなえるゾウ」は「新刊ラジオ」でおなじみ、オーディオブックの「audiobook.jp (旧:フィービー (FeBe))」から、オーディオブックも発売されています。耳で聞きたい人はこちらをどうぞ
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オーディオブック audiobook.jp (旧:フィービー (FeBe))
夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神
夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え
夢をかなえるゾウ 3巻セット
世の中にある自己啓発系の本の多くは、似たようなことが書いてある場合が多々あります。過去の名著と呼ばれる本、例えば「人を動かす」や「思考は現実化する」などに書かれている内容と被る物も多くあります。
よしぞうはかねてから「世に出てる成功本って、結局は過去の名著に集約されてるな」と考えていたので、「夢をかなえるゾウ」はツボにはまりました。
過去の名著に興味がある方は、カーネギーの本なども読んでみては如何でしょうか?良い本ですよ。